清酒の幅
新酒と古酒、生酒と火入れ酒、多酸酒と少酸酒、一回醸造と「しおり酒」(貴醸酒?酒を仕込み水として使用した酒?等)、吟醸酒と普通醸造酒、透明な酒と赤や黄色系の酒、アルコール濃度の濃い酒と薄い酒、甘い酒と甘くない酒、透明な酒とにごった酒、常温の酒と冷温の酒等々。こう並べてくると、清酒の味の範囲は、普段思っている以上に広いものです。あまり単純な清酒のイメージではなく、広い味の世界の中から、自分の趣味や、飲む状況に応じた清酒の選択をすることは楽しいものです。
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最古の酒
日本で一番古い酒は、長野県の大沢酒造に保管されていた元禄二年(一六八九)の酒です。「香気ふくいくとして、たちまち室に満ち」と、坂口謹一郎が語っています。しかしもっと古いものとなるとやはり中国のようで、紀元前3世紀の中山(ちゅうざん)国の王墓から1977年に発掘された青銅壺に入っていたものだそうで、アルコールはほとんど蒸発してしまったものの、酸が残っており、酒と判断されたのだそうです。(秋山裕一「日本酒」)壺に残ったかすから、酒らしいものはまだ他にもあるようですが、今後の発見が楽しみです